
A Cabin Company
のキャビンでお届けする緑茶
A Cabin Company
のキャビンでお届けする緑茶
私たちがキャビンで提供している緑茶は、A Cabin Company のメンバーの一人の祖父母である髙橋さんご夫婦が、大分県臼杵市野津町の山あいで何十年にもわたり育ててきたものです。
この地は、四季が豊かにめぐり、霧深い朝と澄んだ空気が、茶葉にやわらかな香りと深みをもたらします。
毎年5月の茶刈りの季節には、親戚や地域の人々と手を取り合い、山奥に広がる茶畑で一緒に汗を流します。そこには、まるで一つの家族のような、あたたかい共同体の営みがあります。
お茶の名は「吉四六物語」。この地域に古くから伝わる民話の主人公・吉四六さんにちなんで名付けられました。吉四六さんは、とぼけたふりをしながらも、機転と知恵に富んだ人物。庄屋や農民として、村人たちとの間で起きる出来事を、ユーモアと風刺を交えながら鮮やかに切り抜けていきます。私たちのお茶も、そんな吉四六さんのように、どこか温かくて、じんわり心に残る味わいがあります。
茶づくりに使われる道具の多くは、市販の器具ではまかないきれない細かな作業に対応するため、長年の知恵と工夫から生まれた手作りのものも。毎年、少しずつ形を変えながら改良が重ねられてきました。そこには、「知恵」と「時間」が息づいています。
高橋家のお茶は、これまで一度も店頭に並んだことはありません。ご縁のある人から人へ、手渡しで静かに受け継がれてきたものです。しかし今、その営みにも変化の波が押し寄せています。高齢化やお茶の価格下落により、2025年、髙橋さんは5つあった茶畑のうち4つを手放す決断をしました。
日本各地で同じように、手間のかかる伝統や知恵が静かに姿を消している現実があります。A Cabin Company は、そうした営みの中にこそ、本当の価値があると信じています。見過ごされがちな第一次産業の声、小さな作り手の物語、そして土地に根ざした手仕事に光を当てること。それが、私たちのキャビンが果たしたい役割のひとつです。
この一杯に込められた時間と人の想いに、どうぞゆっくりと触れてみてください。
それはきっと、どこか懐かしく、そして確かにあたたかい味がするはずです。

Smitty’s Fine Foods
Smitty’s Fine Foods
いすみで過ごす週末は特別です。Smitty’s の一皿がある時はなおさら。
Smitty’s Fine Foods は、千葉の豊かな大地の恵みを、彩り豊かで栄養たっぷりのお料理へと変えることを使命としたカップルが始めた地元の食を大切にする活動です。地産地消をコンセプトに、近隣の生産者と自家菜園で育てた野菜を活かしながら、ゼロウェイスト(食品廃棄ゼロ)を目指し、旬の食材をふんだんに使った料理を届けています。
Smitty's のランチビュッフェは、地元の方々にとって毎週の楽しみのひとつ。色鮮やかでボリュームたっぷり、栄養バランスも考え抜かれています。野菜中心の個性的な料理、キッシュ、デザート、ドリンクなど、手間ひまかけてつくられた一品一品は、食べる人の心をゆったりさせてくれます。一口ごとに、この土地の空気やリズムが感じられる、そんなお料理です。
A Cabin Company のゲストのために、Smitty's は手作りのスイーツやジャム、地元で手に入るオーガニックフルーツやチーズなどを集めたキュレーションバスケットを手がけています。それは私たちが提案する「ファーム・トゥ・キャビン」体験の一部でもあり、キャビンで過ごしながら、いすみの土・海・四季の豊かさを味わっていただく招待状でもあります。
Smitty’sとのコラボレーションは、ただの業務提携ではありません。大地と生産者、そして「食で満たす」という滋養を讃える取り組みです。滞在中に彼らの料理を味わうとき、それは一食を楽しむだけでなく、この地域の営みやリズムを感じていただくことでもあるのです。
Smitty’s のごはんを食べることは、いすみの風土や、人のあたたかさに触れること。
ここでしか出会えない、やさしい味です。

ジャパルカナ今治タオル
ジャパルカナ今治タオル
A Cabin Company のキャビンでは、すべてのタオルを〈 Japarcana(ジャパルカナ)〉と一緒に特別に作っています。
Japarcana は、「日本のものづくりを、今の暮らしに合うかたちで届けたい」という想いから生まれたスタートアップ。第一弾として選んだのが、愛媛県・今治の名産「今治タオル」です。
今治は、120 年以上の歴史を持つタオルの名産地で、世界的にも知られる品質の高さを誇ります。柔らかくて吸水性が高く、使うほどにその丁寧なつくりを感じられる一枚です。
Japarcana の創業者・塩澤さんは今治出身。海外生活中に地元のタオルを贈ったところ、とても喜ばれたことをきっかけに、「日本のいいものを、もっと多くの人に届けたい」と感じ、Japarcana を立ち上げました。
わたしたち A Cabin Companyも、「丁寧につくられたものを、日常の中でさりげなく楽しむ」そんな想いを大切にしています。
このタオルは、キャビンで自由に使っていただけるのはもちろん、気に入った方はご購入いただくことも可能です(ゲストでない方も購入できます)。
キャビンでの心地よさを、ぜひおうちにも持ち帰ってください。